コラム
2022年03月17日

失敗しないための飲食店建築のポイントとは?5つ紹介します!

失敗しないための飲食店建築のポイントとは?5つ紹介します!

飲食店を立ち上げたいと思った際、飲食店を建築すること自体については簡単です。しかし、長期間飲食店を経営していくには建築前から気をつけるポイントがいくつかあります。この記事では、飲食店を建築する時のポイントを中心に解説していきます。長く愛される飲食店を目指していくためにも、ぜひ参考にしてみてください。

内装制限に気をつける

飲食店を建築するには、内装制限を満たす作りにする必要があります。内装制限とは、火災の被害を抑える「消防法」と、お店の利用者の命を守る「建築基準法」からなる建築の制限です。ここでは消防法と建築基準法を簡単に解説します。

消防法とは

消防法とは火災の予防を行い、人を火災から守るための法律です。飲食店ではお店の利用者や従業員を守れるように、消化器や火災報知器、ガス漏れ警報器等などの火災対策。そして必要な届出書類を提出する必要があります。市区町村で違いがあるので、近くの消防署に聞くことをおすすめします。

建築法とは

建築基準法とは、みんなが住みやすいように建築物の敷地や設備に制限を持たせる法律です。飲食店では、火災が起こらないために壁は難燃材を利用する等の基準があります。

内装制限違反はペナルティが与えられる

建築基準法や消防法に違反すると罰則があり、営業もすることができません。そのため、建築前にきちんとご自身で確認する必要があります。しかし、飲食店の建築を行う建築士はその道のスペシャリストです。建築士に飲食店を建築したいと伝えると、飲食店を建築したい場所の消防法と建築基準法を教えてくれます。ですので、安心してご相談ください。

飲食店建築のポイント5選

続いて、飲食店を建築する際のポイントを5つ紹介します。飲食店の寿命が短くなるか長くなるかは、建築にかかっていると言っても過言ではありません。飲食店を建築後、気に入らないところはリフォームするという手もありますが、お金が無駄にかかってしまいます。ここで紹介する5つのポイントを抑えて、長期間営業できる飲食店を目指しましょう。

コンセプトの明確化をする

まず初めに、コンセプトの明確化を行いましょう。漠然と飲食店をやりたいという状態だと、店舗内外のデザインを決めることができます。何を提供する飲食店なのか、どんな場所でやるのかなどを明確化しましょう。たとえば以下のように、簡単で良いので、自分なりのコンセプトを作ることをおすすめします。

  • 仕事帰りのサラリーマンがふらっと立ち寄る居酒屋
  • 学生やビジネスマンが作業をしやすいカフェ
  • 地産地消にこだわった古民家カフェ

ターゲット層を決める

どのような客層に向けたお店なのかを決めることはとても大切です。ターゲットにしている客層が、足を運びたくなるような飲食店をデザインするようにしましょう。

動線を考える

作業効率の上がる動線を考えましょう。キッチンからレジに行く時やキッチンから料理を出す時など、動線が悪いと作業効率が悪くなります。作業効率の悪さは、売り上げの悪化を招きます。また、仕事をしている人のストレスも溜まっていくので、良くありません。飲食店を建築する前からキッチンの配置やレジの置く場所等を考えて建築士に伝えておきましょう。

立地と調和したデザインにする

場所によって飲食店のデザインを変えることも必要です。たとえば、いつもワイワイガヤガヤしていて、派手な飲食店が立ち並ぶ中に、落ち着いた雰囲気の飲食店があるとどう思うでしょうか。出店してすぐは物珍しさに人気が出るかもしれません。しかし、時間が経つと周りの派手なお店に飲み込まれてしまいます。そのため、長期間の飲食店経営を考えているなら、その場所と調和できるデザインにする必要があります。

自分の好きな飲食店にする

今までさまざまなポイントを解説してきました。その中でも、一番大事なのは自分の好きなデザインにするということです。紹介したポイントばかりを気にして、自分の納得の行かない飲食店を建ててしまうと、後悔します。そのため、紹介したポイントを盛り込みつつ、自分のやりたいことができる飲食店を建築しましょう。

まとめ

この記事では、飲食店を建築する際のポイントを中心にまとめました。実際に建築士の元へ飲食店の建築を相談すると、今回紹介したポイントを踏まえた上でさまざまな提案をしてくれます。「口うるさい建築士だな」と思わず、建築士の意見も参考にしながら自分が一番気に入ることのできる飲食店を作り上げましょう。

「株式会社堀之内商会」では、お客様の意見を第一にした建物を建築します。他のメーカーで理想の希望を伝えると、断られたり希望の変更を言われたりした経験はありませんか。「株式会社堀之内商会」には「建築メニュー」のようなものはありません。そのため、お客様のやりたい事・作りたいものを実現することができます。自由な飲食店の建築をお考えでしたら当社にご連絡ください。